「760社の新電力からどれを選べばいいかわからない」「比較サイトを10本読んでもランキングがバラバラで結局自分に合う1社が決められない」。このページにたどり着いた多くの方が、こうした決定疲労を抱えています。
3タップの診断ツールで「あなたの場合はこの2〜3社」を即座に絞り込めます。次の節約シミュレーターで乗り換え価値の有無を3秒で確認し、診断ツールで個別解を出し、最後の比較表で気になる軸を確かめる流れで進めれば、判断は数分で終わります。
このページの中でジャンプ: 節約シミュレーターで試算する / 3タップ診断ツールへ / 15社をフィルタで比較する
電力会社を乗り換えると年間いくら節約できるか
「乗り換えてもどうせ数百円しか変わらないでしょ?」と感じている方ほど、まず下のシミュレーターで自分のケースを確認してみてください。エリアと月額電気代を入れるだけで、年間節約額の目安が3秒で出ます。
あなたの場合いくら節約できる?
月額電気代とエリアを入れるだけで、年間節約額の目安が3秒でわかります。
年間で節約できる金額の目安
¥0
※ 削減率はエリア別の公開情報に基づく概算値です。実際の節約額は契約プラン・使用量により異なります。詳細は各社公式サイトのシミュレーションをご利用ください。
シミュレーターの数字は、各エリアの大手電力と新電力上位社の料金差の中央値から計算しています。乗り換え効果の大きさを左右する要因は3つです。現在どの旧一般電気事業者(東京電力・関西電力など)と契約しているか、毎月の使用量が何kWhか、そして乗り換え先のプランタイプが固定型か市場連動型かによって変わります。
実際に、東京電力エリアの3人家族でシン・エナジーに乗り換えた場合、初年度の節約額は18,000〜21,000円という試算結果が出ています。月換算で1,500〜1,750円の差が、何もしなくても毎月続く形になります。
大手電力のほうが安いエリアもある
率直に言って、乗り換えれば必ず安くなるわけではありません。関西電力は原子力発電所の再稼働により燃料費を抑制でき、2017年に家庭向け料金を平均3.15%値下げしています(資源エネルギー庁「なぜ関西電力は電気料金を値下げできたのか?」)。九州電力も原子力を活用しており、大手電力の料金水準がもともと低めです。
このため関西・九州エリアでは、新電力に乗り換えても月額数百円の差にとどまるケースが少なくありません。シミュレーターで月1,000円未満の節約額しか出なかった場合は、無理に乗り換える必要はないと運営として考えています。
電力会社の選び方|3つの軸で絞り込む
700社以上の新電力から候補を3〜5社まで絞るには、3つの軸で見るのが早道です。電力比較サイトを長く運営してきて実感するのは、「最安の会社を1社見つける」より「自分に合わない会社を外す」ほうが失敗しにくいということ。下に用意した診断ツールも、この3軸に沿って作っています。
軸①料金の安さ
電力会社の料金は「基本料金(毎月固定)+電力量料金(使用量×単価)」の合計に、燃料費調整額と再エネ賦課金が加算される形です。再エネ賦課金は2025年度(2025年5月〜2026年4月)で3.98円/kWh、月間300kWh使用なら月額約1,194円が上乗せされます(経済産業省, 2025年3月)。
ポイントは、料金が安い会社はエリアによって変わるという点です。東京電力エリアではシン・エナジーが最安クラス、中部電力エリアではオクトパスエナジーが安いケースがあります。
軸②ライフスタイル
「料金単価だけ」で選ぶと、自分の生活スタイルに合わないプランで後悔するパターンがあります。下の表を目安に候補を絞ってください。
| 世帯・使用量 | 月間使用量目安 | 優先候補 |
|---|---|---|
| 一人暮らし | 〜150kWh | シン・エナジー / おてがるでんき |
| 2〜3人世帯 | 150〜350kWh | シン・エナジー / TERASELでんき |
| ファミリー(4人以上) | 400kWh〜 | CDエナジー(ファミリーでんき) / Looopでんき |
夜間に電気をよく使うライフスタイルなら、夜間の電力量料金が割安に設定されているプラン(シン・エナジーの夜生活フィットプランなど)が向いています。昼間に家にいる在宅ワーカーは昼型プランを検討できます。
軸③特典・ポイント
セット割やポイント還元は魅力的に見えますが、電気料金単価が高い会社のセット割を選んでも、料金の安い会社を選んだほうがトータルでお得になることが多いです。my-bestの検証では、セット割で最も安くなる場合でも月々220円程度の割引でした。
特典重視で選ぶなら、楽天・au・ドコモなど自分がすでに使っているエコシステムと連携しているサービスを選ぶと、電気代以外の支出も含めた節約効果が出やすくなります。
あなたに合う電力会社を3タップで診断する
ここまでの3軸を踏まえて、下の診断ツールで「あなたの場合の2〜3社」を絞り込みましょう。エリア・世帯・重視点の3つに答えるだけで、候補が即座に出ます。
あなたに合う電力会社を3タップで診断
エリア × 世帯 × 重視点に答えるだけで、760社の中からあなた専用の2〜3社をご提案します。
STEP 1 / 3
お住まいのエリアは?
STEP 2 / 3
世帯の電気使用量は?
STEP 3 / 3
最も重視するのは?
実際にこの診断を使ってみると、ほとんどの方が2〜3社まで候補を絞れます。「多すぎて選べない」という声が多かったので作ったツールです。診断結果に出た会社の詳細は、下の「電力会社15社の詳細と比較表」の各社解説で確認できます。
なお、関西エリア・九州エリア・北陸エリアは大手電力の料金水準がもともと低めのため、診断結果に「乗り換え差額が小さい可能性」の注意書きが出ます。手続きの手間に見合うかは、シミュレーターの数字とあわせて判断してください。
電力会社15社の詳細と比較表
15社をフィルタ&ソートで自分に合った会社を見つける
エリア・特典タイプで絞り込み、料金順や名前順で並び替えできます。
表示中: 15 社
← 横にスクロールできます →
| 電力会社 | 提供エリア | 一人暮らし (月150kWh) |
3人世帯 (月300kWh) |
基本料金 | プラン | 解約金 |
|---|
該当する電力会社がありません。フィルタ条件を変更してお試しください。
※ 月額料金は燃料費調整額・再エネ賦課金別途、30A契約時の目安。各社公式サイトの最新シミュレーションで実額をご確認ください。
比較表の読み方
最も注目してほしいのは「3人世帯(月300kWh)」列です。3人世帯は新電力との料金差が出やすい使用量帯のため、社ごとの実力が見える指標になります。一人暮らし(月150kWh)の方は左の列、4人以上のファミリーは公式サイトの個別シミュレーションで確認するのが確実です。
「基本料金0円のみ表示」のチェックは、楽天でんき・おてがるでんきのような従量課金(使った分だけ料金がかかる仕組み)の会社だけに絞り込めます。月の使用量が大きく変動する一人暮らしや単身赴任の方が候補に入れやすいタイプです。
絞り込みの結果が3社以下になったら、その3社の下に並ぶ各社詳細解説と公式サイトの料金シミュレーションを照合して最終判断する流れがおすすめです。
シン・エナジー|料金最安クラスで全国対応
シン・エナジー(旧洸陽電機)は全国でもトップクラスの安さが特徴の新電力です。東京電力エリアで30A・300kWh使用の場合、月額料金は燃料費調整額・再エネ賦課金込みで8,500〜9,000円前後が目安。基本料金・電力量料金ともに大手電力より安く、料金単価を一覧で比較できる透明性も使いやすいポイントです。
プランは「きほんプラン」「昼生活フィットプラン」「夜生活フィットプラン」の3種類で、生活スタイルに合わせて変更できます。JALマイルが貯まる仕組みもあります。
初期費用・解約金ともに0円で、全国対応のため引越しをしても継続して使えます。料金を最優先する方の最初の候補筆頭です。注意点は、燃料費調整額に上限がない場合があること。燃料価格が高騰した際に請求額が増える可能性があるため、毎月の明細は確認する習慣をつけてください。
オクトパスエナジー|再エネ実質100%で料金も安い
オクトパスエナジーは、東京ガスとの合弁会社TGオクトパスエナジーが提供する新電力です。イギリスを拠点とする大手電力会社のノウハウを持ち、非化石証書を活用することで実質再生可能エネルギー100%を実現しています。
料金面では中部・東北・北陸・九州エリアで特に競争力があり、東京電力エリア(グリーンオクトパス・30A・300kWh)では月額約9,750円、東京電力の従量電灯Bより年間約4,000円安くなる目安です。一部使用量帯ではシン・エナジーと同水準の安さです。初期費用・解約金0円で、コンビニ払いにも対応しています。
環境に配慮した電気を使いたい方、または「再エネは高い」と思っていた方にとって有力な選択肢です。サポート体制への評価が高く、乗り換え後の問い合わせ対応を重視する方にも選ばれています。料金プランの改定が比較的頻繁に行われる傾向があるため、契約後も定期的に料金を確認しましょう。
TERASELでんき|楽天ポイントと充実した乗り換え特典
伊藤忠エネクスグループの株式会社エネクスライフサービスが運営する電力会社です。乗り換え時の特典が豊富で、楽天ポイント・PayPayポイント・Amazonギフト券・Apple Gift Cardなど8,000円相当の特典から1つ選べます。毎月の電気料金支払いでも楽天ポイントが貯まります。
伊藤忠グループという大手資本の後ろ盾があるため、新電力の中でも財務基盤が安定しているのが強みです。全国対応(沖縄除く)で、解約金もかかりません。東京電力エリア・30A・300kWh使用時の月額目安は、TERASELプランで約9,600円、超TERASELプランで約9,300円(燃料費調整額・再エネ賦課金除く)。電気使用量が多いほどお得になる設計で、楽天ポイントを最大化したいファミリー世帯向きです。
注意点として、ポイント還元は楽天ポイント以外を選ぶと条件が異なる場合があります。燃料費調整額に上限がないため、燃料価格の変動がそのまま料金に反映されます。
Looopでんき|市場連動型で上手に使えば最安クラス
Looopでんきは、30分ごとに電気料金の単価が変動する市場連動型のプランを採用しています。電気が安い時間帯(深夜〜早朝など)に洗濯機・食洗機・エコキュートなどを動かせる生活スタイルなら、大幅に電気代を削減できます。
基本料金が大手より安く設定されており、電気使用量が多い家庭ほど恩恵を受けやすい構造です。東京電力エリア・30A・300kWh使用時は東京電力より年間4,000円以上安くなる傾向ですが、市場連動型のため月ごとの変動があります(公式サイトのシミュレーションで最新料金を確認できます)。専用アプリ「でんき予報」で翌日の電気代安い時間帯を事前確認できます。解約金は0円で全国対応です。
ただし市場価格が高騰する夏冬のピーク時は電気代が割高になることがあります。電気を使う時間を調整できない方や、電気料金が予測不能なことが不安な方は固定型プランを選ぶほうが安心です。
CDエナジー|関東エリアのファミリー世帯に強い
中部電力ミライズと大阪ガスが2018年に共同出資で設立した新電力です。供給エリアは東京電力管内(関東)のみですが、世帯人数別のプランが充実しており、特にファミリーでんきは月間400kWh以上使う家庭に向いています。
加入実績は電気・ガス合算で80万件突破(取次分含む、CDエナジーダイレクト公式サイト)と、関東の新電力の中では有数の規模です。過去5年間で料金値上げが1回のみという安定感が評価されています。ガスとのセット割や料金に応じて貯まるカテエネポイントなど、長期契約ユーザー向けの特典も充実しています。
東京ガスの電気|関東でガスもまとめたい人向け
東京ガスは2023年度通期の新電力販売量で電力自由化以降初めて年間首位を獲得し、低圧電力(家庭向け)の需要実績でも新電力中No.1です(2023年度、新電力ネット調べ)。関東エリア限定ですが、ガスと電気をまとめて管理できる利便性が高く評価されています。
基本プラン(30A・300kWh)の月額目安は約9,500〜10,000円前後でシン・エナジーより若干高めですが、東京ガスのガスとセット契約すると電気料金が0.5%割引されます。
最大手クラスのサポート体制と安定した供給実績を重視する方に向いています。「新電力は不安」と感じる方でも、ガス大手の信用力があるので選びやすい会社です。料金単価だけを比較するとシン・エナジーやオクトパスエナジーより高めなので、「最安」ではなく「安心と利便性」を優先する方向けの選択肢と考えてください。
大阪ガスの電気|関西でガスもまとめたい人向け
関西電力エリア限定の電力サービスです。大阪ガスは供給件数500万件超の大手ガス会社で、電気供給件数も180万件以上。関西電力の従量電灯Aより料金が安く設定されており、300kWh使用時の月額目安は約7,050円で関西電力より月約200円安くなります。
関西電力は料金水準が低めなため「新電力に乗り換えてもあまり変わらない」ケースもありますが、大阪ガスをすでに契約している家庭なら検討する価値があります。関西電力との料金差は月数百円程度にとどまるケースもあるため、ガスセット割を活用しないと乗り換えメリットが薄い場合があります。事前にシミュレーションで確認しましょう。
auでんき|UQモバイルユーザーなら要検討
KDDIグループのauエネルギー&ライフが提供する電力サービスです。UQモバイルを契約中の場合、「自宅セット割でんきコース」が適用されて携帯料金が最大1,100円(最大10回線)割引になります。電気料金自体は大手電力とほぼ同水準ですが、携帯との合算で大きな節約効果が生まれます。
たとえばUQモバイルのミニミニプラン1回線なら月1,100円×12か月=年間13,200円のスマホ代割引。家族4人がUQモバイルユーザーなら年間最大52,800円の割引になるため、電気料金の差額以上のメリットがあります。
Pontaポイントが電気料金に応じて貯まる仕組みもあり、au PAYゴールドカードで支払うとポイント還元率が上がります。12か月以内の解約には2,000円の解約金が発生する点は要注意です。
ドコモでんき|dポイントをフル活用したいなら
NTTドコモが提供する電力サービスで、BasicとGreenの2プランがあります。電気料金自体は大手電力とほぼ同水準ですが、dポイントが貯まりやすいのが特徴です。
Basicプランの場合、ドコモ回線契約者がdカードで支払うと還元率は2%。東京電力エリア40A・月300kWh使用の例では、電気代約11,375円に対して月約200ポイント、年間約2,400ポイントが貯まります。Greenプラン×dカードPLATINUMなら最大20%還元(中部・関西・九州エリア)となり、同条件で年間27,000ポイント以上に跳ね上がるケースもあります。
特にドコモ回線を複数使っている家庭は、携帯料金との合算でポイント恩恵を得やすいです。auでんきと同様に、「電気代を直接安くする」より「ポイントで生活コスト全体を抑える」アプローチに合っています。
ENEOSでんき・idemitsuでんき|マイカー所有者向け2選
ENEOSでんきは、ENEOSカードで電気代を支払うと月100円割引に加えてガソリンも最大7円割引になります。マイカーをよく使う家庭で、ENEOSのガソリンスタンドを利用している方に特に向いています。
idemitsuでんきは出光興産が提供する電力サービスで、「クルマ特割」によりガソリンを月間100Lまで2円引きで給油できます。電気自動車(EV)所有者は電気代から毎月200円が割引されます。
どちらもマイカー所有者が電気代以外の出費も含めてお得にしたい場合に選択肢に入ります。
ENEOSでんき公式サイトを見る ›・idemitsuでんき公式サイトを見る ›
楽天でんき・おてがるでんき|基本料金0円タイプ2選
楽天でんきは基本料金が0円で、楽天会員のSPU(スーパーポイントアッププログラム)対象サービスです。楽天モバイルや楽天ひかりと組み合わせてポイント倍率を上げたい楽天経済圏ユーザーに向いています。東京電力エリアの電力量料金単価は36.85円/kWh(一律)で大手と同水準ですが、楽天ポイントが積み重なることで実質的なコスト削減につながります。
楽天経済圏を使っていない方にはポイント還元のメリットが薄く、料金単価だけで比較するとシン・エナジー等より割高になります。市場価格調整額が導入されているため、電力市場の変動が料金に反映される点も把握しておきましょう。
おてがるでんきは株式会社エクスゲートが提供する市場連動型プランで、基本料金0円・燃料費調整額0円という構成です。一人暮らしで電気使用量が少ない場合に特に節約効果が出やすく、おてがる光・おてがるガスとセット契約もできます。市場連動型のため電力市場価格が高騰する夏冬のピーク時には電気代が割高になることがあります。Looopでんきと同様に、電気を使う時間帯を意識できる方に向いています。
楽天でんき公式サイトを見る ›・おてがるでんき公式サイトを見る ›
ミツウロコでんき・HTBエナジー|サポートとシンプルさ重視の2選
ミツウロコでんきは、電気・ガス・水道のトラブルに24時間・365日対応する「安心サポート」が無料でついています。電気がつかない・コンセントが焦げ臭いなどの電気トラブルに東京電力パワーグリッドが24時間365日駆けつけてくれるサービスで、出張費+60分以内の作業費が無料です。通常、同様の駆けつけサービスは平日日中で9,000円、土日祝日・夜間は13,000円かかるため、いざというときの備えとして大きな安心感があります。一人暮らしで生活トラブルが心配な方や、万が一のサポートを重視したい方にとって安心感のある選択です。電気とガスのセット割もあり、ミツウロコ光とのセット割も用意されています。
HTBエナジーは基本料金が30A〜60Aで一律550円というシンプルな料金体系が特徴です。電力量料金も1kWhあたり28.60円で一定(東京エリア)のため、電気代の見通しが立てやすい設計。電気使用量が多い大家族で、予測しやすい料金体系を好む方向けのプランです。
ミツウロコでんき公式サイトを見る ›・HTBエナジー公式サイトを見る ›
電力会社を乗り換えるデメリットと失敗パターン
乗り換えは基本的にメリットが大きい一方、知らないと損をする落とし穴が3つあります。実際のところ、運営に届くトラブル相談の8割はこの3つに集約されます。
市場連動型プランの「値上がりリスク」を理解する
市場連動型プランは、電力市場価格に連動して30分ごとに電気料金の単価が変わります。電気が安い時間帯にまとめて使えば大幅に節約できますが、市場価格が高騰すると電気代が急増します。
2021年1月に実際に発生した電力市場の急騰時、市場連動型プランを契約していたユーザーが通常の数倍〜十数倍の電気代を請求されたケースがありました。当時、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場では1月13日に1日平均価格が154.6円/kWhに達し、ピーク時には251円/kWhを記録しています(電力・ガス取引監視等委員会 制度設計専門会合, 2021年4月)。通常時の相場(5〜15円/kWh程度)と比べると、いかに異常な高騰だったかわかります。
現在は各社がリスク対策を強化していますが、電力市場のリスクそのものはなくなっていません。市場連動型が向いているのは、電気を使う時間帯を意識的に調整できる人です。「昼間は仕事で家を空けていて、家電の予約タイマーを使える」「電気代安い時間のアラートに気づいて行動できる」といったライフスタイルが前提になります。
信頼できない電力会社を避ける3基準
新電力の中には財務基盤が脆弱な会社や、高額請求トラブルが報告されている会社も存在します。次の3基準で選べば、こうしたリスクを大幅に下げられます。
- 親会社・設立母体の信用力を確認する(大手ガス会社・大手商社グループ・大手通信会社系列は安定性が高い)
- 高額請求や倒産に関する口コミがないか確認する(X(旧Twitter)やレビューサイトで「社名+評判」を検索)
- 乗り換え比較サイトやメディアで多く取り上げられている会社を選ぶ(情報が多い=透明性が高い傾向)
過去には電力量料金を異常に高額設定していた会社の事例がありました。ここで紹介した15社はいずれも大手資本の後ろ盾があるか、比較サイトでの実績が豊富な会社ばかりです。
燃料費調整額の「上限なし」問題
旧一般電気事業者(東京電力・関西電力など)の標準プランには、燃料費調整額に上限(基準燃料価格の1.5倍)が設定されています(資源エネルギー庁「燃料費調整制度について」)。一方、新電力の多くは上限なしで設定しているため、燃料価格が大きく高騰した場合に大手より高くなる可能性があります。
乗り換え時には契約書や料金説明ページで「燃料費調整額の上限の有無」を確認しておきましょう。比較表の「プラン」列も参考になります。
電力会社の乗り換え手順【4ステップ】
手続き自体は最短10分で完了します。工事は原則不要で、今の電力会社への解約連絡も不要です。実際にやってみると、申し込みフォームの入力は想像以上にあっさり終わります。一番手間取るのは供給地点特定番号を探すことくらいで、それさえ準備しておけばスムーズです。
検針票を手元に用意する(所要時間:1分)
申し込みに必要な「22桁の供給地点特定番号」を確認します。紙の検針票(毎月メーターの近くか玄関に投函される)の右上や下部に記載されています。手元にない場合は、現在契約中の電力会社のマイページにログインして確認できます。
正直なところ、マイページなら30秒で見つかるので、紙の検針票を探し回るよりこちらのほうが確実です。失敗ポイント: この番号を間違えると申し込みが処理されないため、丁寧に確認しましょう。
乗り換え先の公式サイトで申し込む(所要時間:5〜10分)
乗り換え先の電力会社の公式サイトにアクセスし、申し込みフォームに入力します。必要な情報は住所・契約アンペア数・供給地点特定番号・支払い方法です。
比較サイト経由で申し込むと、公式サイト直接申し込みより特典が付く場合があります。一方、公式サイトにしかないキャンペーンもあるため、両方を確認してから申し込む方法がお得です。
スマートメーターの設置確認(目安:2〜3週間)
現在自宅にスマートメーターが設置されていない場合、電力会社側で設置工事が手配されます。工事費は原則無料ですが、訪問工事のため立ち合いが必要になる場合があります。設置済みの場合は工事不要で、申し込み後1〜2か月以内に切り替わります。
切り替え完了・料金確認(申し込み後1〜2か月後)
申し込み後1〜2か月で切り替えが完了します。翌月以降の請求書から新しい電力会社の料金が反映されます。切り替え後2〜3か月分の電気代を旧契約と比較することで、本当に安くなっているか確認できます。思ったより安くならない場合は、別の会社への乗り換えを検討しましょう。
切り替わったこと自体に気づかないくらい自然な移行になります。電気の質はまったく変わらないので当然ですが、料金明細だけが変わっている感覚です。
電力会社の乗り換えに関するFAQ
乗り換え前によく寄せられる疑問を7つまとめました。
まとめ|自分に合う電力会社を選んで申し込みへ
電力会社選びの3ステップを振り返ります。まず冒頭のシミュレーターで「自分のエリア×月額」での節約余地を確認します。次に診断ツールで具体的な2〜3社まで絞り込みます。最後に比較表で気になる軸(料金・特典・解約金など)を確かめれば、判断材料は揃います。
「失敗したらどうしよう」という不安は理解できますが、ここで紹介した15社はすべて解約金がないか、解約金があっても明記されている会社です。気軽に試して、合わなければまた変えることができます。
迷ったらまずシン・エナジーかオクトパスエナジーの公式サイトで料金シミュレーションをして、今の電気代と比べてみてください。
シン・エナジー公式サイトで料金シミュレーション ›・オクトパスエナジー公式サイトを見る ›・診断ツールに戻る ›
注釈: 本記事の料金データは2026年3月時点の情報をもとに構成しています。燃料費調整額・再エネ賦課金の変動により実際の請求額は異なります。最新の料金は各社公式サイトでご確認ください。
